まだまだ活躍できる中高年男性のアンチエイジング
女性は、20代後半がお肌の曲がり角と言われ、シワやシミなどが気になり、
手入れをします。
男性の場合は、50代になっても肌がツヤツヤしている方もいて手入れの必要
がないように思いますが、シワやシミがなくともまぶたが垂れてきたりして若い
頃のようにはいかないです。
老化現象は自然現象だから避けられないと思っている方も多いですが、
自己管理の仕方によっては、かなり個人差があるように思います。
アンチエイジングという言葉は流行っていますが、平均寿命が長くなっていると
ともに、中高年男性の活躍の場が多くなっていきます。
私自身のことを言えば、執筆や講演活動などして、沖縄の地元の人たちとの
つながりを大切にしていますが、少しでも若く見られたほうがまだまだ頑張れる
気がして嬉しいのです。
私の知っている方で中高年男性でお若く見える方は、経営者や実業家の方も
そうですが、スポーツや趣味に興じたり、社会の人々のために何かを奉仕して
いる人です。
サラリーマンを退職して、家でゴロゴロしていると時間がもったいないないだけ
ではなく、急速に老化が進行して痴呆症にもなりやすいです。
ですから、40代以降の男性がこれからなすべきことをもう一度ゆっくり考えて、
ご自身がいつまでも若くいられるように健康と美容の管理をすべきだと
思います。
顔のたるみの原因
皮膚は表面から順に、表皮・真皮・皮下組織と分けられ、
厚みは年齢、性別及び部位により差がありますが、
表皮+真皮の厚みは、で1.5mm〜4mmあると言われています。
以下、顔のたるみとなる原因を3つあげていきます。
【肌の弾力の低下】
真皮内で、バネのような構造で肌のハリを支えるコラーゲンやエラスチンが
失われtいくと、肌の弾力が失われます。
コラーゲン:線維状のたんぱく質で、皮膚や骨に存在し、肌のハリを保ちます。
エラスチン:ゴムのように伸縮し、肌に弾力を与える働きをします。
【皮下脂肪の肥大化】
表皮・真皮の内部にある皮下脂肪は、エネルギー貯蔵、保温などのはたらきが
あります。
この皮下脂肪が、老化のひとつの代謝機能の衰えによってで肥大化し、
重力を受けて下方向へすり落ちていきます。
【筋肉の質の低下】
顔の筋肉は骨に付いている骨格筋と違い、直接皮膚に付いています。
顔の筋肉は表情筋とも言われ、細かな表情を作り出すことができます。
ところが、年齢とともに顔の筋肉が衰えていくと、
その上に位置する皮膚や皮下脂肪を支えきれなくなります。
以上が、顔のたるみの直接の原因ですが、この他にも生活習慣の乱れや
ストレスがあると、さらに進行していきます。
紫外線はアンチエイジングの大敵
太陽光線の中で最も波長が短い紫外線は、人間の体にさまざまな
悪い影響を及ぼします。
医学的には、紫外線を浴びると皮膚ガンや白内障・黄斑変性症・角膜炎
にかかりやすくなると言われています。
アンチエイジングという点から紫外線をみたときに、紫外線には顔のシミ
だけでなくたるみやしわの原因にもなっています。
男性の皆さんであれば、顔のたるみを気にされるのではないでしょうか。
紫外線には、A波(UV-A)・B波(UV-B)・紫外線C波(UV-C)があります。
A波、B波、C波になるほど波長が短くてエネルギーが大きくなり、
人体に重大な影響を及ぼします。
C波は大気中のオゾン層で吸収され、通常は地上には届きにくいのですが、
皮膚ガンの原因となる危険な紫外線です。
肌の表皮まで到達するB波は、皮膚の中にメラニン色素を生成し、
主にしみや皮膚の炎症(日焼け)の原因になるだけでなく、
白内障・黄斑変性症・角膜炎といった目の病気を引き起こします。
B波は、太陽高度が高くなる5〜7月に多く降り注ぎます。
肌の真皮層まで到達するA波は、たるみやしわ
糖化こというエイジングを引き起こします。
このA波は、太陽高度に関係なく一年を通じて照射し、
雲や窓ガラスでは遮断されずに通過してしまいますので、
アンチエイジングの大敵です。
さらに、A波・B波は皮膚に余分な活性酸素をつくりだし、
皮膚を酸化させることから、シミ・しわ・たるみを引き起こしています。
南半球では、南極の上空にぽっかりオゾンホールが空いていることから、
紫外線が降り注ぎやすくなっていて、多くの人がサングラスや日焼け止めを
ぬって予防しています。
アンチエイジングを目指すのであれば、日傘、帽子、サングラス、日焼け止め
などの対策は必要になります。
ビタミンCなどのミネラルを水と一緒に摂取する
ビタミンCは、皮膚の形成に必要なミネラルで、体内では作ることができない
栄養素ですので口から採らなければなりません。
ビタミンCは、喫煙やストレス、睡眠不足などによって破壊されていきますので、
生活習慣にも気をつける必要があります。
また、ビタミンCを体内に吸収されやすくするため、水と一緒に摂取することを
オススメします。
市販の炭酸飲料水でも、ビタミンCや他のミネラルが豊富に含まれているもの
がありますので、そちらを摂取するのもよいでしょう。
緑茶にもビタミンCが含まれていますが、お茶やコーヒーは利尿作用がありますので、
飲んだだけ排泄されるため、ビタミンCを一緒に摂取することはあまり良くないです。